旧聞since2009

続・キジを初めて見た

 暴風(雨)だった5、6、7日の3日間に比べ、8日はいくぶん風が治まった。家族が鯉のぼりを洗って干したところ、「ケーンケーン」という鳴き声が聞こえた。キジだ。窓に駆け寄ってみると、思いのほか近くにいた。 キジが羽ばたいところ、「ケーンケーン」という鳴き声を聞いた。 ニコンのデジタル1眼レフカメラ(D3200)、キャノンのデジカメを用意した。ニコンのデジ1がピンボケ写真だったが、キャノンの方がマシだった...

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キジを初めて見た

 印西市で時折、キジを見かけた。郷土玩具「きじ車」(福岡、熊本など)を見たことあるのに、キジは初めて見た。しばしば畑に来る。 オスは体長80センチ、ニワトリ大と聞いたことある。「ケーンケーン」という鳴き声は聞いたことがない。メスがいないためだろうか。日本の国鳥だが、狩猟が許される鳥。 休憩していたキジをカメラに収めた。15メートルぐらいはあったろうか。数枚ぐらいは撮ったが、ピンボケ写真は同じだった。後...

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舞鶴公園の5号堀にまたも異変

 福岡市中央区の舞鶴公園5号堀で、水草が異常に繁茂し、水面を覆い尽くしている。しかも、この水草が枯れ始めていることから堀全体が茶色で、とても水堀には見えない状態だ。この堀は秋から冬にかけては、アカウキクサに埋め尽くされて真っ赤に染まる。3年前の8月には、アオコの発生が原因で、450匹あまりのコイやフナが酸欠死したこともあった。これ以来、5号堀からは魚の姿が消えた。福岡城址の舞鶴公園には、明治通りに沿...

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犬、猫の殺処分、福岡も劇的に減っているが…

 私が住んでいる福岡県は、犬、猫の殺処分が全国でもとりわけ多いことで悪名高い自治体だった。2008年までは、ほぼ毎年のように全国ワースト。県や福岡市もさすがにこれを恥じ、飼えなくなった犬、猫の引き取りを有料化することで、不名誉な1位を返上することはできたが、それでもワースト上位には現在も名を連ねている。引き取り手数料は、犬、猫ともに生後91日以上が2,000円、未満が400円。今も殺処分が多いのは猫、しかも大半...

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外来種?のアカウキクサ除去

 福岡市中央区の舞鶴公園で先日、最も西側にある5号堀の水面を埋めていた、恐らくは外来種のアカウキクサを除去する作業が行われていた。水鳥が運んできたのか、2000年代の初め頃から、舞鶴公園のお堀では毎年、アカウキクサが繁茂するようになった。特にこの数年は、真っ赤に染まる5号堀が秋から冬にかけての風物詩ともなっている。わざわざ除去するのは十数年前、地面と間違った小学生が転落する事故が起きたためで、水面が見...

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西公園のバショウ、たわわに実をつける

 福岡市に桜の開花宣言が出された21日、開花状況を確かめようと福岡市中央区の西公園を散策してきた。1,300本の桜が植えられている市内有数の名所で、日本さくらの会が選定した「日本さくら名所100選」にも選ばれている。開花宣言が出されたばかりなので、ソメイヨシノはまだ、日当たりの良い場所で数輪が咲いている程度だったが、ピンク色の花を咲かせる陽光桜はちょうど見頃で、アマチュアカメラマンの人気を集めていた。 その...

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福岡市街地を流れる樋井川でアカエイを撮影した

 福岡市街地を流れる樋井川でアカエイが目撃されているとの記事が先日、地元紙の西日本新聞に載っていた。記事によると、河口から2キロほど上流の場所で、1時間の間に20匹以上を見つけることができたという。最近は体調が悪くてさぼっているものの、樋井川河口の百道浜付近を散歩するのが長年の日課だったが、河口付近ではアカエイなど一度も見かけたことはない。ぜひ見てみたいものだと思い、久々の好天となった4日午後遅く、...

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阿蘇くじゅうでヒゴタイ開花

 ヒゴタイがそろそろ開花を始める頃だと思い、熊本県産山村のヒゴタイ公園、大分県九重町のタデ原湿原を散策してきた。予想通り、るり色の球形の花が、阿蘇やくじゅうの山並みをバックに風に揺れていた。一見、涼しげな風景だが、下界よりはましとは言え、阿蘇くじゅうの高原地帯も酷暑だった。(写真は1枚目がヒゴタイ公園、2枚目がタデ原湿原) ヒゴタイは、阿蘇くじゅう地域では「盆花」とも呼ばれるキク科の多年草。現在で...

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ニイニイゼミを久しぶりに見た

 福岡市中央区の西公園で、ニイニイゼミが「チィチィ」と鳴いていた。木を見上げて姿を探したが、見つけるまで、しばらく時間がかかった。このセミは羽も体も地味な茶色で、桜の木などにとまっていると見事な保護色になる。それでも虫捕りに熱中していた子供の頃は、簡単に見つけることができたものだが。私が子供だった昭和時代、福岡にごく当たり前にいたのはニイニイゼミとアブラゼミで、今では信じがたいが、クマゼミは稀少な...

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百道浜の長生き?野良猫

 「モンバン君」と勝手に呼んでいる野良猫が、福岡市早良区の百道浜界隈にいる。6~7年前だったか、最初にこの猫の存在に気付いた時、いつも福岡市博物館の裏門横にいたことから、門番呼ばわりするようになった。猫の個体識別が得意なわけではないが、この猫は額の模様が特徴的で、横分けした前髪を垂らしているようにも見える。つい先日も博物館前庭を元気に歩いているのを見かけた。つまり、この猫は少なくとも6~7年は生き...

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雷山山頂のコバノミツバツツジ

 糸島市の雷山(955㍍)に登ってきた。紅葉の名所として有名な雷山千如寺大悲王院、古代山城跡の雷山神籠石など山中の名所・旧跡には何度か行ったことがあったが、山頂は初めて。雷山がある脊振山系は福岡・佐賀県境に広がる断層山地で、佐賀県側はなだらかだが、福岡県側は急崖だと言われている。つまり福岡県側から登れば、非常にしんどい。知識としては知っていたが、そのしんどさを我が身で経験してきた。 ルートは、雷山千...

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ミノムシはどこに

 福岡市中央区の西公園や大濠公園を、ひたすら木々を見上げながら歩き回ってきた。何が目的だったかと言えば、ミノムシを探していたのだ。私たち中高年が子供だった昭和時代、秋冬になると、木々には数多くのミノムシがぶら下がっていた。しかし、最近はまったく見かけない。天敵のハエが日本国内に侵入し、ミノムシを餌食にしているためだという。西公園を散策中、この話をふと思い出し、ミノムシを探してみようと思い立った。注...

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くじゅう連山初冠雪

 19日、大分県のくじゅうに紅葉見物に行ったところ、くじゅう連山の山々は早くも雪をかぶっており、思ってもいなかった雪景色を見ることができた。登山口に当たる九重町の長者原に昼食がてら立ち寄り、寒さに震えながらタデ原湿原を散策してきたが、うっすら雪化粧した三俣山(1,745㍍)の姿は圧巻だった。帰宅後に見たニュースによると、この日が初冠雪で、例年より5日早かったという。 ところで、長者原で昼食に食べたのは、...

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霧の韓国岳

 この夏、霧島連山の主峰・韓国岳(1,700㍍)に登り、強風の吹き荒れる山頂で寒さに震えてきた。しかも強風の中でも濃い霧に覆われ、視界はほぼゼロ。山頂の標識前で記念写真を撮ったが、顔も判別できない程だった。 登山路は、所要時間が1時間半程で初心者向きと言われる、えびの高原(宮崎県えびの市)からのルートを選ぶつもりだったが、例によって下調べが不十分だった。現地に着いてみると、このルートは噴石が飛来する恐れ...

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カササギと川口孫治郎

 福岡県筑後市の農村地帯で先日、カササギを目撃した。カメラを構える間もなく飛び去って行ったが、写真でしか見たことがなかったツートンカラーの印象的な姿を見ることができ、非常にうれしかった。もともと国内では佐賀平野とその周辺にしか生息していなかった鳥だが、佐賀県の調査では近年、佐賀平野では減っているものの生息域は周辺に拡大しているという。 福岡市にも生息しているようで、インターネット上にはかなりの目撃...

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800万匹のアカミミガメ

 今年の初夏だったか、少し信じ難い光景を目撃した。福岡市早良区の福岡市博物館の前庭に人工池があるのだが、ここを大きなミシシッピアカミミガメが泳いでいたのだ。池といってもタイル張りで水深も浅く、餌になるものなど一切ない。恐らく捨てられたのだろう。数日後には姿を消していたが、どう考えても生きて行けそうにない場所に平気でカメを遺棄する神経が理解できなかった。 「放生会」の中で少し触れたが、このアカミミガ...

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「盆花」ヒゴタイ

 大分県九重町の長者原でヒゴタイが見頃を迎えている。瑠璃色の球形の花を咲かせるキク科の多年草で、くじゅう・阿蘇地域を代表する野の花だ。大陸と日本列島が地続きだった頃から生き延びてきたというが、今では絶滅寸前の状態。九州本土で自生しているのはこの地域ぐらいだが、宮崎の親族によると、半世紀ほど前までは宮崎県内の山間部でも見ることができたという。 数年前、この親族らを連れて長者原・タデ原湿原を散策した際...

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