2016/10/12 経済&観光 入館者減が続く白秋生家 先日の連休に柳川に行き、柳川藩主の別邸「御花」や北原白秋生家などを巡ってきた。御花周辺は大勢の観光客で混雑し、次から次にやってくる川下り船はどれも満員。掘割沿いにある有名な鰻料理屋には順番待ちの長い列ができ、昼食時をかなり過ぎても並ぶ人は一向に減る様子がなかった。市が行った観光動態調査によると、柳川には2015年、136万人を超える入り込み客があったと推計され、過去最高を記録した。これを後押ししたのが... 続きを読む
2016/08/31 経済&観光 旧都井岬観光ホテル解体へ 3年前の夏、御崎馬の生息地として有名な都井岬(宮崎県串間市 )に遊びに行き、廃ホテルが並ぶ無残な光景に衝撃を受けたことがある(「廃ホテルが並ぶ都井岬」)。このうちの一つ、旧・都井岬観光ホテル(写真上)の解体が近く始まるとの記事が読売新聞のニュースサイトに掲載されていた。ホテル跡を所有する串間市は9月議会に解体工事の請負契約議案を提案予定で、可決されれば年度内にも解体を終える見通しだという。宮崎有数... 続きを読む
2016/08/19 経済&観光 おがわ作小屋村 先日、宮崎県西米良村の小川地区にある「おがわ作小屋村」という施設に行き、昼ご飯を食べてきた。いわゆる村おこしのための観光施設で、食事処兼土産品店のほか、民俗資料館、コテージなどがある。作小屋とは、農繁期に村民たちが暮らしていた一種の別宅。西米良ではかつて焼き畑農業を生業の一つとしていたが、畑は集落から離れた山中にあるため、自宅とは別の生活拠点が必要だったという。もともと資料館等があった小川城址公... 続きを読む
2016/08/14 経済&観光 馬ヶ背とクルスの海 この盆休み、親族に連れられ宮崎県日向市の馬ヶ背に行ってきた。日向灘の荒波に削られて出来た柱状節理の断崖絶壁。現地の説明板によると、この柱状節理は1500万年前の火山活動によって生まれたという。具体的な火山名までは記されていなかったが、この辺りに広く存在する柱状節理は、尾鈴カルデラ(日向市の耳川河口一帯)を生んだ大噴火の産物だという。 断崖絶壁の海面からの高さは約70㍍。展望台から見下ろせば、足がすくむ... 続きを読む
2016/06/25 経済&観光 今年は今宮と武田 博多祇園山笠の飾り山笠公開が例年より1週間早く6月24日から始まった。福岡市では同日から28日まで、第99回ライオンズクラブ国際大会が開かれており、国内外から集まった38,000人の参加者を歓迎するため、お披露目を早めたという。参加者数は福岡市で開かれた国際会議としては過去最大で、地元紙の西日本新聞によると、市は112億円の経済効果を見込んでいるとか。どういう計算で112億円になるのかは報道されていないので胡散くさ... 続きを読む
2016/01/20 経済&観光 恋の浦の現在 福岡県宗像市の直売所に行った帰り、福津市の「恋の浦」に立ち寄って来た。ここには以前、鹿児島市の城山観光が運営する「玄海彫刻の岬 恋の浦」という野外美術館を兼ねたレジャー施設があり、開放的な雰囲気を気に入り、かなり頻繁に通っていたことがある。入場客減少により2001年12月にいったん休園したが、その後、跡地を買い取った別会社が2008年7月、「恋の浦ガーデン」の名前で営業を再開したと聞いていた。しかし、門は... 続きを読む
2015/10/12 経済&観光 城下町杵築の坂道 大分県杵築市の町を初めて散策して来た。能見松平藩3万2,000石の城下町だった小都市。八坂川の河口に面した台地上には杵築城天守がそびえ、西側には落ち着いた町並みが広がる。3層の天守は、例によって城ブームの時代の1970年に造られた鉄筋コンクリート製の模擬天守だが、城下町は本物だ。しかも、谷間の通り沿いに位置する商人の町をはさみ、南北の高台に武家屋敷街が広がるという特殊な構造で、商人の町から高台へは「酢屋の... 続きを読む
2015/07/07 経済&観光 フルスイング柳田の飾り山 福岡市はいま、夏祭り博多祇園山笠の真っ最中。街の各所には豪華な飾り山が展示され、間もなく舁き山も博多の街路を走り始める。このブログでは毎年、ヤフオクドーム(中央区地行浜)前に建てられたホークスの飾り山を取り上げているが、今年のモデルは工藤監督と柳田だ。例年、モデルが誰なのか悩ましいことも多いが、今年の柳田はトレードマークのフルスイング姿で一目瞭然。 工藤監督も遠目には特徴を良くとらえているように... 続きを読む
2015/03/17 経済&観光 エコルカードのエリア縮小 西鉄バスの学生・生徒向け福岡都市圏乗り放題定期券「エコルカード」の利用可能エリアが4月1日から、縮小される。現在、このカードで自由に乗り降りできるのは福岡都市圏の9市10町村だが、朝倉、古賀、福津、宗像の4市と筑前町、東峰村がエリア外となり、新たに販売される「ワイドエコルカード」の対象地域となる。エコルカードの料金は高校・大学生向けが1ヶ月7,000円だが、ワイドは10,000円。つまり一部の高校・大学生にとって... 続きを読む
2015/03/07 経済&観光 花山酔、復活へ 昨年11月25日を最後に閉館した大分県九重町の九重西鉄ホテル花山酔を、くじゅう連山にある法華院温泉山荘が買い取り、4月1日から営業再開するという報道があった。 花山酔があるのは、くじゅう連山登山口のひとつの長者原温泉郷で、私も5年前に一度だけ泊まったことがある。露天風呂や部屋からは雄大なくじゅう連山を眺めることができ(2枚目の写真)、手頃な宿泊料金の割には料理も悪くなかった。西鉄が閉館を決めたのは、登山... 続きを読む
2015/02/16 経済&観光 城島酒蔵開き 福岡県久留米市城島町で14、15日開かれた第21回「城島酒蔵開き」に行き、“日本酒の新酒”をたらふく試飲してきた。心臓が弱っているうえに血糖値も高く、本当はこんな呑兵衛の祭典に参加できるような状態ではないのだが…。 酒蔵開きには地元の九つの蔵元が参加。メイン会場には40種の新酒が並び、500円でお猪口で6杯まで飲み比べを楽しめた。ただ、お猪口程度では到底満足できない来場者が多かったようで、会場のあちこちでは買... 続きを読む
2015/02/11 経済&観光 旧伊藤伝右衛門邸 飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸に11日行ってきた。“筑豊の炭鉱王”と呼ばれた伝右衛門が1897年(明治30年)頃に建造した豪邸で、飯塚市が日鉄鉱業から買い取り、2007年から一般公開している。 入場者数は最近、じり貧気味だったというが、昨年放送されたNHKの朝ドラ『花子とアン』に、伝右衛門やその妻だった柳原白蓮をモデルとした人物が登場したことで、一気に人気がヒートアップ。昨年は、前年の5倍近い24万人が押し寄せ、過去... 続きを読む
2014/09/28 経済&観光 くじゅう花公園 大分県竹田市久住町のくじゅう花公園で100万本のコスモスが開花を始めたと聞き、9月28日に行ってきた。だが、「開花を始めた」ばかりなのだから、満開にはまだ程遠い状態。見頃は少し先のようだった。その分、寄せ植えの花壇やサルビアが最高にきれいだった。天候が良かったこともあり、公園内は大賑わいで、上空には長い時間ヘリが飛び回っていた。写真撮影に来た報道機関のヘリだったのではないだろうか。 この公園を訪ねたの... 続きを読む
2014/08/12 経済&観光 白川郷と飛騨トンネル 台風11号が四国、近畿地方を縦断した10日、強い風雨にさらされながら岐阜県の白川郷にいた。以前から合掌造りの民家が連なる景観にひかれるものはあったが、“高山から車で3時間”という古い知識が災いし、九州人には簡単に行けない秘境だと思い込んでいた。ところが、2008年7月に東海北陸自動車道が全線開通して以来、アクセスは劇的に改善したという。高山から1時間足らず、名古屋からでも3時間程で行けると聞き、この夏は世界遺... 続きを読む
2014/07/02 経済&観光 松田…なのか? 博多祇園山笠が7月1日開幕し、市内各所に飾り山がお目見えした。写真はソフトバンクホークスの選手が登場するヤフオクドーム前の飾り山だ。人形師の人には大変失礼ながら、毎年、人形を見ただけでは誰をモデルにしたのかさっぱりわからないが、今年は特に悩ましい。人形の写真を見て誰だかおわかりになるだろうか。 左側の写真はサルがユニホームを着ているわけではない。ゴリラでもない。アンダーシャツの襟もとに書かれた「5... 続きを読む
2014/05/07 経済&観光 富岡製糸場の現存を知らなかった この大型連休中、ユネスコ世界文化遺産への登録が確実になった群馬県の富岡製糸場に行ってきた。中高校生の頃、明治時代の「殖産興業」の項目では必ず習ったあの富岡製糸場が今も当時の姿のまま保存されているとは、今回の世界遺産の話題が出るまでまったく知らなかった。いくら群馬から遠い九州に住んでいるからとは言え、無知を恥じる以外にないが、少し責任転嫁させてもらうならば、日本史の教科書も悪いと思う。 富岡製糸場... 続きを読む
2014/04/27 経済&観光 河内藤園 北九州市八幡東区河内にある「河内藤園」に27日行ってきた。まったくの個人経営ながら、22種100本余りの藤が植えられた大規模な藤園で、面白いのは入場料金が開花状況に応じて300~1000円の変動制であることだ。もちろん満開の時が1000円。27日の料金は“残念ながら”700円だった。いつもはとにかく安ければ喜ぶ人間だが、せっかくなら満開を楽しみたい。今日ばかりは受付のお姉さんに「まだ1000円じゃないの」と思わず恨み言を言... 続きを読む