旧聞since2009

生活圏で起きた女性刺殺事件

 もう12年も前の話になる。2008年4月14日の夜、節約と運動不足解消のため歩いて帰宅していたところ、福岡市早良区西新付近で大勢の警察官が慌ただしく動き回っているのを目撃した。一部道路が封鎖されるなど物々しい雰囲気で、「大きな事件が起きたな」と素人目にもわかる状況だった。何があったのか尋ねたかったが、警察官が一般人の問いかけに答えてくれるとは思えない。帰宅後に見たテレビニュースは、78歳の女性が自宅アパー...

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引き揚げ港・博多の常設展

 福岡市中央区荒戸にある市民福祉プラザの一角に今月23日、「引揚港・博多~苦難と平和への願い」と題した展示コーナーがオープンした。実際に引き揚げを体験した市民らから寄せられたリュックサックや柳行李、防寒帽といった生活用品や写真パネルなど計約100点が展示されている。展示スペースの規模も展示資料の数も非常にささやかなものだが、博多港の引き揚げの歴史を伝える初めての常設展示施設だ。 終戦後、中国や朝鮮半島...

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警固公園のイルミネーション

 イルミネーションの季節がやって来た。今年は電力不足の懸念もあり、一部では自粛の動きもあるようだが、天神の警固公園(写真)をはじめとする福岡市内の電飾名所では18日、一斉に点灯が始まった。九州にある6基の原発のうち、4基までが運転停止中で、残る2基も12月には定期検査のため止まる。厳しい「節電の冬」がやって来るとも言われているが、電力消費の少ないLED電球が大半とは言え、イルミネーションの派手な輝きを見てい...

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福岡城に模擬天守はいらない

 先日、福岡城の天守台に十何年振りかで登ってきた。ここからは福岡市街が360度見渡せる。高層建築がなかった江戸時代の眺望は、さらに抜群だったことだろう。この天守台上に天守建築が建っていたのか否か。存否論争は決着がついていないが、素朴な感想を書かせてもらえば、これだけ見晴らしが良ければ、別に大規模な天守など必要なかったのではないかと思う。 存否論争を簡単に振り返ると、福岡城にはもともと天守は建設されな...

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荘厳だった川南造船所の内部

 長崎県松浦市に行った帰りに、佐賀県伊万里市の川南造船所跡に立ち寄ってきた。ちょうど1年前にも写真撮影に来たのだが、近く解体が始まると聞き、もう少し写真を残しておこうと思ったのだ。無断で中に入るのは気が引けたため、外観をバシャバシャ撮影していたところ、幸運にも地元の方に案内していただき、内部も撮影することができた。 1955年の操業停止からすでに56年が経過してる割には予想以上にきれいな姿をとどめていた...

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