旧聞since2009

長者原のトンボ

 飯田高原(大分県九重町)の長者原登山口に、有名なガイド犬「平治号」の像がある。立派な白い秋田犬だったらしいが、像は子犬時代をモデルにしているようで、可愛らしい感じだ。昨年の今頃は少し古びたピンクの水玉のスカーフを巻いていたが、きょう8月31日は色鮮やかな青いスカーフだった。左耳には赤トンボが止まっていた。この日の飯田高原は日射しこそ強かったが、タデ原湿原にはススキの穂が顔を出し、秋の風情だった。 ...

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カネボウプール

 福岡市博多区住吉の商業施設キャナルシティ博多がある場所には以前、カネボウプールがあった。さらに以前には鐘紡工場があり、昭和30年ごろの福岡市の地図を見ると、住所も住吉ではなく「鐘紡前町」となっている。沿革を調べてみると、工場が閉鎖されたのは1959年(昭和34年)。プールはこの2年後にオープンしているようだ。 夏は泳ぐのが定番だった昭和時代、このカネボウプールや現在の中央区薬院にあった県営プール、各地の...

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ホームドア

 私は金がないので外ではほとんど飲まないのだが、たまに飲み会に出ると「会費の元は取るぞ」と意地汚く飲みまくるので、帰宅時はいつもベロベロである(酒を飲めば、どんな時もベロベロだが)。最近は泥酔すると記憶まで飛ぶようになった。翌日、自分がどうやって帰宅したかをまったく覚えていないのである。話には聞いていたが、まさか自分も同様の状況に陥るとは思ってもいなかった。 こんなこともあった。飲み会の翌朝、通勤...

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福岡城天守復元!?

 福岡市の高島市長が16日の記者会見で「福岡城天守閣を復元したい」とぶち上げたという。新聞報道で知り、不快な気分だった。同様の主張をしている民間団体もあるが、バカげた運動だと思っている。理由は単純。福岡城天守については存否さえはっきりしていない。当然、絵図面などの資料も残っていないのだから「復元」は絶対に不可能。仮に想像で天守を建設するとしたら、それは偽物の城でしかないからだ(「福岡城に模擬天守はい...

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ユネスコ村大恐竜探検館

 同好の士も多いと思うが、私は大の恐竜ファンである。首都圏に暮らしていた時は埼玉県所沢市にあったユネスコ村大恐竜探検館に行き、年甲斐もなく大喜びした程だ。写真はその時にこっそり撮影した(本来は撮影禁止)。私が遊びに行ったのは1995年11月3日。その2年前の映画『ジュラシックパーク』公開をきっかけにした恐竜ブームがまだまだ続いていた時で、祝日だったこともあり探検館には長い列が出来ていた。 大恐竜探検館を簡...

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相撲部屋だった海の家

 写真は、福岡市早良区のシーサイドももち。1989年に完成した人工海浜だ。大規模な埋め立てが行われる以前は、下の地図の「よかトピア通り」の辺りが海岸線で、ここには百道海水浴場があった。私が子供の頃には博多湾の水質悪化で海水浴場は廃止されていたが、海の家だけは残っていた。大相撲九州場所の際に相撲部屋として使われていたためで、夏はガラーンとしているのに、冬は裸の大男でにぎわっているという変な海岸だった。 ...

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