旧聞since2009

月光苑放火殺人

 今月28日の西日本新聞に、マルヨ無線事件の尾田信夫死刑囚(66)ら確定死刑囚の肉筆が掲載されていた。「死刑廃止を推進する議員連盟」副会長の福島瑞穂参院議員のアンケートに答えたもので、死刑制度への賛否を尋ねた質問に対し、尾田死刑囚は達筆で「死刑制度は絶対反対。自分が死刑確定者だから“反対”と言うものではなく、恣意的にこれが適用、運用されているからです。3名殺害で無期、1名殺害で死刑。実際にこのような裁判...

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尾田信夫の行動力

 マルヨ無線事件(1966年、福岡市の電器量販店で起きた強盗放火殺人事件)の尾田信夫死刑囚(66)について調べていて、彼が1審判決前に脱走事件を起こしていることを知った。間もなく潜伏先の福岡市内で拘束されたと言え、いったんは自由の身となっている。この時、21歳。以前「20歳には見えない」で、彼の年齢に見合わぬ貫禄について書いたが、大胆な行動力にも驚くほかない。 脱走したのは1968年8月13日夜。場所は福岡拘置支所...

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獄中自殺した第2の帝銀事件犯人

 死刑囚に対し、執行が言い渡されるのは当日の朝だといわれる。以前は前日に告知していたが、執行直前に自殺した死刑囚がいたため変更されたという。その死刑囚とは、筑後市ボーナス強盗事件の犯人で、1975年、福岡拘置支所(現在は福岡拘置所、写真)で自殺した津留静生(死亡時43歳)だと言われている。ボーナス強盗事件は1964年の発生当時、「第2の帝銀事件」と騒がれた凶悪犯罪だが、津留はその犯人としてよりも、死刑執行の...

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行旅死亡人

 数年前の春先、福岡市早良区百道浜(写真)を散歩中、砂浜に救急車が停まっているのに出会った。誰かが溺れたのかと思い目を向けると、波打ち際に人が倒れていた。救急隊員は周囲を取り巻いているだけ。一緒に歩いていた家族が不審がったので、「すでに亡くなっているのだろう。救急隊員は死者は運ばない」と説明したが、腑に落ちない様子だった。 行旅死亡人データベースというサイトに、この人物らしき死亡者の情報が掲載され...

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