旧聞since2009

サザエさん通りの大看板

 福岡市早良区西新の県立修猷館高校前交差点の歩道に、アニメではなく原作漫画の『サザエさん』が描かれた大看板が登場した。高さ3.8m、幅4.6mと結構な大きさで、高校合格者数を宣伝している学習塾の大看板並みのサイズである。原作漫画の『サザエさん』とわざわざ断ったのはアニメの絵柄とはずいぶん異なるからで、アニメしか知らない世代の中には「本当にサザエさん?」と違和感を覚える人がいるかもしれない。 看板が設置され...

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舞鶴公園の夜桜

 写真の夜桜は、福岡市中央区の舞鶴公園(福岡城址)で26日夕に撮影した。この2日間、福岡は雨に見舞われた。外を出歩かなかったため気付かなかったのだが、一部の桜はいつの間にかほぼ満開となっていたようだ。この週末には見頃を迎えるらしい。お堀の水はかなり汚れているが、ライトアップされた桜が水面に映ると不思議なほどきれいに見える。 舞鶴公園にある桜は、ソメイヨシノやシダレザクラなど約1,000本。全国の数ある名所...

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こども病院建設現場

 先日、福岡市東区香椎に行った際、ふと思い立って博多湾人工島まで足を延ばして来た。JR香椎駅から徒歩で20分弱。現在は中央区唐人町にある市立こども病院の移転先が人工島に決まった時は、反対する市民から「アクセスが悪過ぎる」と散々酷評された。しかし、福岡市の東の副都心から、くたびれた中年男が歩いて20分程。確かにアクセスは良くはないが、ことさら僻地にあるわけではない。バスを使えば、数分の距離だろう。 その新...

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福岡城の武具櫓

 好天に恵まれた15日午後、福岡城址で武具櫓跡発掘調査の現地説明会が行われた。1916年(大正5年)に黒田家別邸に移築された後、1945年(昭和20年)6月の福岡大空襲で焼失した櫓だ。なぜ、平成の今になって遺構の調査を行っているかというと、この櫓の復元に福岡市が極めて意欲的だからだ。 福岡城にあった47の櫓の中で、武具櫓は最大の建物だったと言われ、実際に古写真に残る姿は堂々たるものだ。福岡市は現在、福岡城の復元整...

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埋没していなかった鳥居

 昨年11月に書いた「埋没鳥居はどこに」の後日譚である。「埋没鳥居はどこに」では、福岡県新宮町の海岸に笠木部分を残してほとんどが砂に埋まった鳥居があったことを知り、現地に実物を確かめに行ったが、探し当てられなかったことを書いた。再探索に当たっては準備に万全を期そうと、改めて現存するかどうかを新宮町にメールで尋ねたところ、このほど回答をいただいた。要約すれば、問題の鳥居は間違いなく現存している。ただし...

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志免町のSL、玖珠町で保存へ

 福岡県志免町の公園で保存、正確には40年近く野ざらしになってきたSLを大分県玖珠町が譲り受け、今度こそきちんと保存することになったらしい。西日本新聞などが報じていた。志免町は近く解体の方針だっただけに、これに猛反発していた鉄道ファンらは玖珠町の英断を大歓迎しているという。 このSLは志免町役場近くの中の坪公園に置かれていた9600形(1919年製)で、現役時代は主に佐賀、長崎方面で活躍、原爆投下の時には長崎・...

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