旧聞since2009

埋蔵文化財センターの「義援金壺」

 福岡市埋蔵文化財センター(博多区井相田2)で少し面白いものが見られるよと知人がメールで教えてくれたので、早速見に行ってきた。福岡市内の各公共施設には熊本地震災害義援金の募金箱が置かれているが、ここにあるのは「義援金壺」なのだ。レプリカではなく本物の弥生土器で、福岡市営地下鉄の建設に伴い1977年に行った西新町遺跡発掘調査で出土したもの。硬貨で傷がつかないように内部は保護してあるという。私も帰り際、本...

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ブレディ飛行場の航空写真

 雁ノ巣飛行場(福岡第一飛行場)に滑走路が健在だった頃の航空写真を国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」で見つけた。米軍に接収されていた1956年1月に撮影された写真で、撮影者も米軍。米軍はここをブレディ飛行場と呼び、主に朝鮮戦争(1950~53年)の際、輸送基地として使用していた。撮影前年の55年には事実上、使用を取り止めており、65年には滑走路自体を撤去している。よく見掛ける航空写真はこれ以降に撮影され...

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御鷹屋敷跡のシャクヤク

 福岡城址・舞鶴公園の「牡丹芍薬園」でシャクヤク(芍薬)が見頃と“先週初め”ぐらいに聞いたのを思い出し、きょう21日になって出掛けてきた。先週初めまでは18種、1,400株が咲き誇っていたらしいが、それから1週間以上も経ったのだから大半の花は落ち、一部の品種が辛うじて咲いているだけだった。 「牡丹芍薬園」があるのは福岡城の三の丸。藩政時代の初期には黒田如水の隠居所があったところで、園内にはそれを記念した石碑も...

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雁の巣ヘリポート新設計画

 福岡市東区奈多にヘリポートを新設する計画を国交省が進めている。福岡空港に常駐している警察、消防、報道機関等のヘリを移転させ、同空港の混雑緩和を図る狙い。建設予定地は具体的には、かつては雁ノ巣飛行場だった雁の巣レクリエーションセンター隣接地で、ここも飛行場敷地内だったと思われる。昨年秋頃から地元への説明が行われているが、やはり反対の声が多いと聞く。騒音や事故に対する不安が大きいのだろう。 国交省大...

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博多の旧遊郭街・柳町

 宮崎市・大淀川河口の中州「丸島」に遊郭があったという情報を先日取り上げた。地元・福岡市で遊郭街として知られるのは現在の中央区清川、以前は「新柳町」と呼ばれた町だ。例に漏れず最近はここもマンション街となりつつあるが、比較的近年まで色町らしい猥雑な雰囲気が残っていた。 「新柳町」と言うぐらいだから、旧「柳町」もあり、こちらは現在の博多区下呉服町から大博町にかけての石堂川(御笠川)沿い。福岡藩の初代藩...

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大淀川・丸島に遊郭はあったのか

 宮崎市の大淀川河口に、地元で「丸島」と呼ばれる中州がある。広さは4万平方㍍以上あるらしいが、無人。真上を一ツ葉有料道路という自動車専用道の橋が横切っている。この丸島にかつて遊郭があったという情報がある。情報元は宮崎遺産の候補一覧だ。宮崎県が2009年に宮崎遺産を選定した際、広く県民に候補の推薦を呼び掛け、200件以上が集まった。この候補の中に丸島もあり、その推薦理由の中に「遊郭が建っていたと昔、父親か...

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赤江の掩体壕再訪

 宮崎市の赤江地区に残る掩体壕を3年ぶりに見てきた。掩体壕とは米軍空襲から飛行機を守るために造られたコンクリート製の構造物で、この地には戦時中、特攻基地ともなった旧海軍赤江飛行場があった。2013年8月に撮影した際は周囲の水田ではすでに稲の刈り入れが終わっていたが、今回は田植えの直後で、壕は青々とした苗に囲まれていた。  前回撮影の際は「放置される掩体壕」という記事を書き、宮崎市に保存の考えがないことを...

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丸島のサル

 宮崎市の大淀川河口に、地元で「丸島」と呼ばれる中州がある。広さは4万平方㍍以上あるらしいが、無人。真上を一ツ葉有料道路という自動車専用道の橋が横切っている。1990年前後の話だったと思うが、この丸島にサルが生息しているという噂があった。木々が生い茂ってはいるが、サルが生きていける程の餌があるとは到底思えず、付近に生息地があるわけでもない。間違いなくデマだろうと当時は思っていた。  この連休中、大淀河畔...

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