2018/07/26 自然&生き物 ニイニイゼミを久しぶりに見た 福岡市中央区の西公園で、ニイニイゼミが「チィチィ」と鳴いていた。木を見上げて姿を探したが、見つけるまで、しばらく時間がかかった。このセミは羽も体も地味な茶色で、桜の木などにとまっていると見事な保護色になる。それでも虫捕りに熱中していた子供の頃は、簡単に見つけることができたものだが。私が子供だった昭和時代、福岡にごく当たり前にいたのはニイニイゼミとアブラゼミで、今では信じがたいが、クマゼミは稀少な... 続きを読む
2018/07/21 歴史雑記 軍用機献納運動と「福岡市号」 福岡市博物館で夏恒例の企画展「戦争とわたしたちのくらし」の27回目が開かれている。今年のテーマは戦時期の宣伝戦略で、戦意高揚、戦争遂行のために制作されたポスターなどが展示されているが、目を引いたのは、朝日新聞提唱の「軍用機献納運動」のポスターだ(左側の写真)。国民から金を集めて軍用機の製造費用に充てようというもので、ポスターには「千機二千機われらの手で」「更に銃後の赤誠に想ふ」などの言葉が並んでい... 続きを読む
2018/07/16 街や世相 不法係留船が河口を埋める名柄川 福岡市西区を流れる名柄(ながら)川で、福岡県が昨年から、不法係留されているプレジャーボートの強制撤去を進めている。河口両岸には数年前まで、300隻近いボートが並び、ある意味壮観だった。あまりに堂々と係留されているものだから、まさか不法状態とは思わなかったぐらいだ。先日、たまたま近隣を通ったので、現状を見てきたが、依然として多数のボートが河口を埋めていた。カウントはしなかったが、100隻ぐらいはあっただ... 続きを読む
2018/07/08 経済&観光 唐人町商店街に昔、飾り山があった 書くネタが何もないので、3回連続で博多祇園山笠の飾り山についての話を。最近、山笠関連の資料を読んでいて、福岡市中央区の唐人町商店街に1965年(昭和40)まで飾り山があったことを初めて知った。同区地行浜の福岡ドーム(現・ヤフオクドーム)に2000年、初めて飾り山が建てられるまでは、山笠の歴史上で最も西にあった飾り山だったという。福岡部の数少ない飾り山の一つとして親しまれてきたが、66年、商店街のアーケード工... 続きを読む
2018/07/04 経済&観光 ヤフオクドームの飾り山小史 博多祇園山笠が開幕し、中央区のヤフオクドーム前にも恒例の飾り山が登場している。ただ、残念なことに、今年はソフトバンクホークス戦の観戦客が飾り山を目にする機会は少ない。山笠期間中、ヤフオクドームでの試合は1日に行われたロッテ戦だけだったのだ。しかも、その試合でホークスは良いところなく敗れ、山笠を勢いづけにとはいかなかった。遠征とオールスターゲームを終え、ホークスがヤフオクドームに戻ってくるのは、山... 続きを読む