旧聞since2009

全国行脚していた『ポルト・リガトの聖母』

 改装工事のため2016年9月から2年以上も休館している福岡市美術館が来年3月21日、リニューアルオープンすることが決まった。絵画や彫刻などには一切興味も関心もない人間のため、この美術館にはもう10年以上もご無沙汰だが、同館が所蔵する東光院の仏像が今春、小郡市の九州歴史資料館で展示された際にはわざわざ見に行き、満足して帰ってきた(「東光院の仏像を見てきた」)。博物館、資料館と名の付いた施設には喜んで出かけ...

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紅葉八幡宮のライトアップイベント

 福岡市早良区高取の紅葉(もみじ)八幡宮で25日まで、色付いた境内の木々をライトアップするイベントが開かれた。小雨が降る中、24日夜に行ってきたが、ライトアップの他、本殿にプロジェクションマッピングを投影したり、1,000個の灯籠や傘のオブジェで境内を彩ったりと、こぢんまりしたイベントながら、雰囲気はなかなか良かった。この催しが、ほぼ神社の単独イベントであることがもったいないと思った。神社近くには、旧唐津...

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「160万都市」の過疎

 福岡市中央区・西公園の光雲(てるも)神社石段下で、十月桜の若木2本が小さな薄いピンク色の花を咲かせている。昨秋、この桜に初めて気付いた際は「狂い咲き」と勘違いしてツイッターで紹介し、恥をかいたが、春、秋の2回開花する変わった桜だ。全国の十月桜の名所では紅葉とのコントラストで人気を集めている例が多いらしい。西公園にも「もみじ谷」という場所はあるが、残念ながら十月桜とは場所が離れている上、葉はまだ青...

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予想外に人気だった「かなたけの里公園」

 福岡市西区金武の「かなたけの里公園」に散歩がてら立ち寄ってきた。田畑を買収し、そのまま公園化した農業体験施設で、広さは約14㌶。整備費は33億円に上るが、そのうちの27億円までを用地買収費が占める。福岡市郊外では田畑など珍しくもない。やむを得ぬ「事情」があったことは知っているが、こういった公園にニーズなどあるのだろうか、と疑問に思ってきた。ところが、休日午後の公園は、小学生らしき年頃の子供を連れた家族...

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博多千年煌夜、今年はじっくり

 福岡市で10月31日~11月4日、寺社が立ち並ぶ博多旧市街をライトアップで彩る「千年煌夜」が開かれ、期間中は好天に恵まれたこともあり、大勢の見物客でにぎわった。 私も日本シリーズの移動日だった11月2日に行ってきた。「日本シリーズの移動日」とわざわざ書いたのは、昨年は仕事の都合で結果的に最終戦となった日本シリーズ第6戦の日に行かざるを得ず、試合経過を気にしながら慌ただしく会場を巡ることになったからだ。 ...

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