旧聞since2009

令和になって変わった金隈遺跡発見の経緯

 2年間にわたる改修工事が終わり、今年5月にリニューアルオープンした金隈遺跡展示館をのぞいてきた。金隈遺跡は弥生時代の共同墓地の遺構で、甕棺墓を中心に469基もの墓と136体の人骨が出土した。1985年に開館した広さ約360平方㍍の展示館には、125基の墓がほぼ発掘当時の姿で保存され、埋葬されていた本物の人骨4体さえも展示されているユニークな施設だ。改修工事の理由は、土中に含まれる塩分が遺跡表面を破損させていたた...

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福岡市美術館で東光院の仏像を見た

 福岡市美術館に行き、常設展示されている東光院の仏像を見てきた。今春、改装オープンした美術館1階に東光院の仏像展示室はある。「堅粕薬師」の名で中世から信仰を集めてきた高さ198㌢の薬師如来立像が中央に立ち、両脇に日光、月光菩薩、周囲を十二神将像が取り巻く。さらに展示室入り口の左右を2体の金剛力士像が守る。寺の山門と本堂をイメージした配置なのだろう。見ごたえがあり、ストロボさえ焚かなければ、撮影可能な...

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福岡市街地を流れる樋井川でアカエイを撮影した

 福岡市街地を流れる樋井川でアカエイが目撃されているとの記事が先日、地元紙の西日本新聞に載っていた。記事によると、河口から2キロほど上流の場所で、1時間の間に20匹以上を見つけることができたという。最近は体調が悪くてさぼっているものの、樋井川河口の百道浜付近を散歩するのが長年の日課だったが、河口付近ではアカエイなど一度も見かけたことはない。ぜひ見てみたいものだと思い、久々の好天となった4日午後遅く、...

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