2020/07/29 街や世相 ベスト電器西新店、8月末で閉店へ 福岡市早良区西新4丁目にあるベスト電器西新店が8月末で閉店することになり、現在、完全閉店セールが行われている。「完全閉店」とわざわざ銘打っているぐらいだから、建て替えではなく、この場所から撤退するのだろう。プリンターのインクや電球、メモリーカードなど、急ぎで必要な品を買うのにかなり重宝していた店だった。型落ちの家電が結構な安値で売られている時もあり、単身赴任準備のために掃除機や冷蔵庫などを買った... 続きを読む
2020/07/23 街や世相 貝塚公園のSL9600形、今年で満100歳 福岡市東区の貝塚公園で、SL9600形の49627号機が保存、展示されている。「キューロク」の愛称で親しまれた大正時代の主力機関車で、49627号機は1920年(大正9年)に製造されたというから、今年で満100歳になる。現役時代は筑豊地区で石炭列車を牽引するなど活躍、68年に廃車となると同時に、貝塚公園で余生を送ることになった。それから半世紀以上がたった今も、堂々たる姿をとどめてはいるが、塗料はあちこちはげた状態だ。 ... 続きを読む
2020/07/17 街や世相 大濠花火大会復活の可能性は 先日、久しぶりに福岡市中央区の大濠公園に行き、観月橋などの写真を撮ってきた。今月初めに取り上げた名島橋と名島川橋梁について調べた際、大濠公園にある5基の橋のうち、4基は昭和初期の1927年完成で、福岡市内では有数の古い橋だと知って急に興味を覚えたのだ。 5基の橋とは、池の中央にある中島に架かる全長106㍍の観月橋(写真1、2枚目)など4橋と、黒門川に架かる同22㍍の舞鶴橋(写真3枚目)で、中島に架かる4橋... 続きを読む
2020/07/12 政治&行政 「洪水との共生」など世迷いごとでは 幼児の頃の私は、近隣では「変な子供」として有名だったらしい。高校生ぐらいの時、親族が爆笑しながら教えてくれた。変だと思われた理由は、毎日、ヘルメットを帽子代わりにかぶって遊び回っていたからで、その頃の写真を1枚だけ持っているが、確かに変だ。このヘルメットは、当時人気だった特撮番組『忍者部隊月光』(1964~66年の放映)のキャラクター商品で、番組の大ファンだった私に、若い叔父が買ってくれたものだ。写真... 続きを読む
2020/07/04 街や世相 消えゆくランドマーク、西日本シティ銀行本店 解体前に写真を残しておかなければ、と思いながら、つい後回しにしていた西日本シティ銀行本店ビルの写真をようやく撮影してきた。1971年に旧福岡相互銀行の本店として建設された建物で、設計は、世界的にも著名な建築家、磯崎新氏。博多駅前のランドマーク的存在だったが、建て替えにより姿を消すことになった。西日本シティ銀のニュースリリースには、6月から解体開始とあったので、「機会を逃したかもしれない」と一抹の不安... 続きを読む
2020/07/03 街や世相 コロナ禍で延期、山笠のない博多の夏 例年ならば博多の旧市街をはじめとする福岡市内の各所に飾り山笠がお目見えし、間もなく舁き山笠も動き始める季節になった。しかし、今年は新型コロナ禍で博多祇園山笠の開催自体が延期となり、当然ではあるが、博多の街にはあるべき活気が感じられない。唯一、櫛田神社の飾り山笠だけが新たに制作され、7月1日にお披露目されたが、標題は、表が「清正公虎退治誉」、見送り(裏)が「桃太郎鬼退治誉」。どちらも「退治」なのは... 続きを読む
2020/07/01 街や世相 名島橋と名島川橋梁、長大アーチの競演 福岡市東区の多々良川河口に架かる名島橋の写真を撮影してきた。九州の大動脈、国道3号線の橋でもあり、車で渡ったことは数限りなくあるが、徒歩で渡ったのは多分初めてではないかと思う。1933年(昭和8年)に完成した7連アーチの鉄筋コンクリート橋で、一昨年には国の登録文化財にもなっている。長さ約204㍍、幅は約24㍍。車道は片側3車線で、両側には広い歩道もある。昭和初期に完成した橋としては破格のサイズだ。この橋... 続きを読む