旧聞since2009

宮崎名物ジャリパンの思い出

DSCF2380.jpg

 宮崎名物ミカエル堂のジャリパンを久しぶりに食べた。クリームの中にグラニュー糖が粒のまま入っており、口の中でじゃりじゃりする。だからジャリパン。ミカエル堂は店頭のほか、高校や病院、役所の売店などで幅広くパンを販売しており、宮崎市内で生まれ育った人には思い出の味の一つだという。

 私が初めて食べたのは20数年前、所用で宮崎の病院に行った時だった。小腹がすいたので、売店でたまたま買ったのだが、最初は不良品かと思った。はっきり言って、クリームの食感は砂並みだ。しかし、慣れるとこれが病みつきになる。

 ジャリパンについては以前、東国原知事(当時)の人気に目を付けた大手コンビニが「じゃりパン」の名で類似品を発売したことがあったが、じゃりじゃり感が全然足りなかった。「いくらなんでも、本家そのままでは全国では受けない」と少しソフトにしたのだろうか?  未体験の人は、宮崎に行く機会があったら、ぜひ食べてみていただきたい。スタンダードなクリーム味のほか、チョコやクリーミーチーズなどのバリエーションもある。ところで、記憶違いかも知れないが、ジャリパンというのは若者たちの間の愛称で、昔は正式名称が別にあったように思うが…。

 それにしても宮崎の食べ物の中には、見た目や第一印象の悪いものが他にも多い。例えば、夏暑い時によく食べる冷や汁。みそ味の冷たい出汁(冷えたみそ汁では決してない)を熱々のご飯にかけたもので、非常にいける料理なのだが、最初は「猫まんま」かと思った。皮の白い部分を残したままむいて出される日向夏も衝撃的だった。しかし、これも数ある柑橘類の中では最高クラスの味だった。この土地の食文化は実は相当に豊かなのだが、これに気付いたのはしばらく後のことで、福岡から移り住んだ当初は、見た目や甘い味付けに驚いてばかりだった。
関連記事