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印西市にあった宗像神社

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 千葉県印西市を歩き回っていると、宗像方面に向かうバスに巡り合う。まさか福岡県宗像市や宗像大社に関連はないだろうと思い、ネット検索で「印西市 宗像」を調べてみた。山ほど出てきた。宗像大社に関連がある。最寄りの印西市船尾に宗像神社があったので、行って来た。

 周囲を見ていると、鳥居はない。「鳥居を建てると洪水になる」との言い伝えによるものだった。こじんまりとした神社だったが、にもかかわらず境内社の3社(古峯神社、八坂神社、天満宮)もあった。宗像神社の由緒板には「大社は福岡県宗像市に鎮座する『宗像大社』であります」と書かれていた。

 改めて調べてみた。印旛沼に面した13の宗像神社があった(12社は印西市、1社は白井市)。「宗像神社は、筑前国宗像(福岡県宗像市)の宗像大社から宗像三女神(田心姫命、湍津姫命、市杵嶋姫命)を勧請して社殿を創建したといわれています。この辺りは、古くから利根川や印旛沼の氾濫が多かったころから、治水・水運の神として信仰されました」(印西市民アカデミーだより)。

 『印旛郡誌』によると、「此の神を鎮祭するに最も適したる土地なるが宮所を此の地に相したりと見えて、東南西に位して沼水を望見する村落に皆此の神を祭られたり」という。恐らく13社は福岡県でもに見ない。

 船尾の神社の創建は不明だが、元文二年(1737年)には神社の話はあった。室町末期には創建されたとの話もある。


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