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印旛飛行場の『平和の碑』

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 昨年12月、千葉県印西市に印旛飛行場の無蓋掩体壕を紹介したが、そこから10分(自分の足では20分)の西の原公園に飛行場の記念碑『平和の碑』がある。併設されている『印旛地方航空機乗員養成所 陸軍飛行第23連隊 印旛飛行場』によると、1942年、印旛地方航空機乗員養成所を設置、1944年、戦局の悪化により陸軍飛行第23連隊を配置し、首都や硫黄島、北九州の防衛、一部は特攻隊として出撃したと言われている。

 滑走路は2,000㍍3本。終戦時には50機ほどの機体が配備されたいう。戦後、農地となったほかは、開拓事務所や鉄道教習所、1949~85年には印旛少年院があった。

 掩体壕はどこかと探していたら、「掩体壕は、現在1基が保存され、見学することができます」と書かれていた。あの1基がそうだったのかと気づいた。1982年の調査で36基が確認されたというが、1基のほかはもうない。

 この辺りでは1966年、「千葉ニュータウン」の建設が進んでおり、やっと北総鉄道の印西牧の原周辺の20年前から進みだした。『平和の碑』に裏面に『草深野のあゆみ』が書かれ、「(中略)「千葉ニュータウン事業構想」が発表されしは、昭和四十一年のことなり。爾来三十有余年、草深野は活気に漲り笑顔溢るる市街地へと変貌しつつあり。(中略)」と刻まれている。日付は「平成十五年十月吉日」、文章は印西市長、海老原栄。1996~2004年に務めた市長だ。

 すぐ横には西の原中学校がある。校則、制服がないと地元では有名だ。


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